読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ばんちゃんの読書日記~新書・文庫篇~

読んだ本の感想や勉強になったことをメモするための読書日記です。

国だって万能ではない 『愛国の作法』を読む。

久々におぞましい映像を見た。幼稚園児が「安保法制の成立おめでとうございます」などと言っている。「がんばれ安倍総理」なんて叫んでいる。これには開いた口がふさがらなかった。口に入れようとした白米が箸から滑り落ちたのである。 教育というより洗脳だ…

我々は自分が思うほど自由ではない 『寝ながら学べる構造主義』を読む。

娘には是非とも英語をマスターして欲しい。およそ20年間の教育を受けてさえも英語を話せなかった親としてのたっての希望である。 どれだけ時間を無駄にしたのか。教育という名の下、This is a pen.から始まった莫大な投資は、完全な失敗に終わったのである。…

キューバの英雄を偲んで 『マルクスの逆襲』を読む。

大学生の時、『モーターサイクル・ダイヤリー』という映画を観に行った。キューバ革命でフィデル・カストロと共にゲリラとして親米政権と戦ったチェ・ゲバラの半生を描いた作品だ。何でもすぐに影響を受けやすい私は、すぐにゲバラのTシャツやトレードマーク…

メディア界のドンから学ぼう!『反ポピュリズム論』を読む。

流行語大賞のノミネート作品が発表された。流行は好きだが、この流行語大賞はいただけない。この言葉が日本人の行動や関心を反映していると思うと、民度が低いんじゃなかろうかと思ってしまうのだ。「ポケモンGO」をまさか高齢者がやるわけないし、「盛り土…

名探偵の頭脳が欲しい 『シャーロック・ホームズの思考術』を読む。

新しい『相棒』シリーズが始まる。今年で15年目だそうだ。去年から反町隆史が出演している。『ビーチボーイズ』世代の私としては、反町が相棒になったことで俄然、毎週欠かさず見るようになった。今回の役では、歳を重ねた大人カッコイイ感じと、『GTO』の鬼…

日本の非効率性について 『イギリス人アナリスト日本の国宝を守る』を読む。

著者のデービッド・アトキンソンは元ゴールドマンサックスのアナリストで、現小西美術工藝社の代表取締役だ。オックスフォード大学時代に日本について勉強をしていた縁もあってゴールドマンサックス時代に日本の担当になった。バブル後の不良債権処理に日本…

静寂が恋しい『沈黙すればするほど人は豊かになる』を読む。

フランスのラ・グランド・シャルトルーズ修道院はアルプスの麓にひっそりと存在している。モン・サン・ミッシェル修道院など、時代にあわせて観光などビジネスを取り入れその存続をはかってきた修道院とは異なり、この修道院では900年間、修道士のバイブルで…

人間の不可解さ『月と六ペンス』を読む。

昔から大好きだった布袋寅泰のライブチケットを手に入れた。ほとんど音楽は買わないけれど、彼の作品は毎回買っている。中学生の時、友達のお兄ちゃんが貸してくれたCDにはまって、それ以来20年ファンだ。ギターを弾く姿があんなに画になるアーティストはい…

『学びとは何か』を読む。

今になって始まったことではないが、英語が苦手だ。といっても英語の成績は優秀だった。センター試験だっていい点とれていた。TOEICやTOEFLだってそんなに悪くはない。単語も結構知っているほうだ。でもなぜか話せない。話す前に相手が何言っているかわから…

『保守主義とは何か』を読む。

世界各国で外国人排斥の動きが高まっている。アメリカの大統領候補ドナルド・トランプはアメリカ第一主義を掲げ、「偉大なアメリカを取り戻す」と息巻いている。古き良きアメリカを取り戻してくれると期待する白人層からの支持は絶大だ。メキシコとの国境に…

『日本国憲法の価値』を読む。

今回の参議院選挙では、優秀なメディアの方々の予想通り改憲派が2/3を超えた。有権者のどのくらいの割合が憲法改正を支持して投票したかはわからないが、憲法改正を問う国民投票ができる環境は整ったということか。国家の骨組みである憲法を改正することは、…

『仮面の告白』を読む。

誰にも言えない秘密をもっているだろうか。それがもしも、性に関することだったら。知り合いにやたら風俗好きの男がいて、全国津々浦々、出張のたびに夜の街に繰り出しては、お店を探す。本人いわく、「やっぱりプロは違う。」そういう訳で、彼女との夜の営…

『科学という考え方』を読む。

エステサロンを経営している。が、自分がエステをするわけではない。人を雇って働いてもらっている。思ったよりも売上げが伸びなくて、毎月赤字だ。かといって焦っても自分でなんとかできるものではないから、半ばスタッフのやる気と営業力に賭けているとこ…