ばんちゃんの読書日記~新書・文庫篇~

読んだ本の感想や勉強になったことをメモするための読書日記です。

教育

理想的日本人を求めて『文部省の研究』を読む。

テレビをつけると、日本が好きな外国人の特集なんかやっている。「日本のどういうところが好きなのか」「日本はほかの国とは何が違うのか」などインタビューを交えて、日本のすばらしさを日本人に向けて放送している。 本屋に行けば、「実は中国経済は破たん…

子どもを守り、親の雇用を守る仕事 『ルポ 保育崩壊』を読む。

娘が風邪をひいたので、1週間仕事を休んで育児をした。4月に入園して以来、2週間おきに風邪をひいている。この前は、突発性発疹だったらしく、熱が下がったあとブツブツが体にできて、ひどく泣いていた。37.5℃以上の熱だと保育園では、保護者に連絡をして帰…

ストレスは親の勲章か『子育てに効くマインドフルネス』を読む。

子どもが保育園に入って1ヵ月が経つ。1歳半からのスタートだったため、なかなか決まらなかった。いわゆる待機児童で、3月までは託児所で数時間預かってもらっていた。 申請書を持って役所に行くと「候補を5つ記入してください」と言われた。「5つもないです…

読書は頭の鍛錬だ 『わかったつもり』を読む。

怒濤のような3月が終わり、新年度だ。日本では1月と4月が年のはじめである。4月からの手帳も売っているくらいだ。1月で躓いたら、4月から挽回できる。そういう意味では、もう一度「今年こそ」と目標を確認するのも悪くない。年を重ねるたびに、時間が経つの…

国だって万能ではない 『愛国の作法』を読む。

久々におぞましい映像を見た。幼稚園児が「安保法制の成立おめでとうございます」などと言っている。「がんばれ安倍総理」なんて叫んでいる。これには開いた口がふさがらなかった。口に入れようとした白米が箸から滑り落ちたのである。 教育というより洗脳だ…

答えはすでに出ている?『統計学が日本を救う』を読む。

世の中の問題をあれこれ議論するのはよくあることだ。時には過激な言い回しで極論に走ったり、知識をひけらかし少し俯瞰して物事を見た気になったりする。先日、15年来の友人と飲みながら日本社会について熱く議論を繰り広げてしまった。わかっていることだ…

近現代史を学ぶ意味『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』を読む。

間に合った。この本は終戦の日までに読み終えたいと思っていた。めちゃめちゃ面白かった。改めて歴史は奥が深いと思った。 ちまたでは、歴史ブームだ。書店に行くと世界史、日本史の教科書がエンドに陳列されている。よく見てみると高校時代に使った教科書じ…

『学びとは何か』を読む。

今になって始まったことではないが、英語が苦手だ。といっても英語の成績は優秀だった。センター試験だっていい点とれていた。TOEICやTOEFLだってそんなに悪くはない。単語も結構知っているほうだ。でもなぜか話せない。話す前に相手が何言っているかわから…