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ばんちゃんの読書日記~新書・文庫篇~

読んだ本の感想や勉強になったことをメモするための読書日記です。

政治

暴力は人間の本性である『戦争にチャンスを与えよ』を読む。

奇妙な夢を見た。16歳になった娘がロックバンドのコンサートに行くという。私は「テロが起きるといけないから、やめた方がよい」と諭す。しかし、娘は聞かない。私の忠告を無視してコンサートに向かう。私は彼女を追いかけてコンサートに潜入を試みる。数…

インテリは権力に弱い 『服従』を読む。

5月に入ってフランス、韓国で大統領選挙が行われた。特にフランスでは、国民戦線のルペン候補に注目が集まったが、結局は大方の予想通りマクロン候補が勝った。フランス史上最年少の38歳だそうだ。自分とほとんど変わらない。奥さんが64歳という事実に、我々…

国だって万能ではない 『愛国の作法』を読む。

久々におぞましい映像を見た。幼稚園児が「安保法制の成立おめでとうございます」などと言っている。「がんばれ安倍総理」なんて叫んでいる。これには開いた口がふさがらなかった。口に入れようとした白米が箸から滑り落ちたのである。 教育というより洗脳だ…

この選択肢はどうだろう 『戦争する国にしないための中立国入門』を読む。

安倍首相は南スーダンでのPKO活動で自衛隊に死者が出た場合、辞任する意向を示したようだ。国連は南スーダンの治安は非常に悪化しているとして警戒を呼びかけている。南スーダンでの活動報告書も破棄されたとかで防衛省の隠蔽工作が疑われている。 いよいよ…

本当に民意は反映されているのか 『多数決を疑う』を読む。

先日のオバマ大統領の演説は素晴らしかった。大統領候補のキャンペーンでの彼の演説を目の当たりにして以来、個人的にひいきにしている。彼の8年間の功績の評価はアメリカ人に任せよう。核なき世界を訴えノーベル平和賞をもらい、アメリカ大統領として初めて…

混乱の震源地を理解する 『中東崩壊』を読む。

友達がエジプトに旅行に行くという。これだけテロや内戦が頻発している地域によく足が向くものだと関心する。私なんか何度もトルコに行こうと思い立っては、二の足を踏んでいる。「いつかは行ってみたいね~」が口癖の私に辟易している奥さんは「事件や事故…

キューバの英雄を偲んで 『マルクスの逆襲』を読む。

大学生の時、『モーターサイクル・ダイヤリー』という映画を観に行った。キューバ革命でフィデル・カストロと共にゲリラとして親米政権と戦ったチェ・ゲバラの半生を描いた作品だ。何でもすぐに影響を受けやすい私は、すぐにゲバラのTシャツやトレードマーク…

メディア界のドンから学ぼう!『反ポピュリズム論』を読む。

流行語大賞のノミネート作品が発表された。流行は好きだが、この流行語大賞はいただけない。この言葉が日本人の行動や関心を反映していると思うと、民度が低いんじゃなかろうかと思ってしまうのだ。「ポケモンGO」をまさか高齢者がやるわけないし、「盛り土…

答えはすでに出ている?『統計学が日本を救う』を読む。

世の中の問題をあれこれ議論するのはよくあることだ。時には過激な言い回しで極論に走ったり、知識をひけらかし少し俯瞰して物事を見た気になったりする。先日、15年来の友人と飲みながら日本社会について熱く議論を繰り広げてしまった。わかっていることだ…

新しい大統領の誕生『アメリカ政治の壁』を読む。

8年前、アメリカ留学中の私はオレゴン州ポートランドでたまたま、オバマ上院議員(当時)の演説を聴いた。民主党の予備選挙の真っ最中で、ヒラリー候補と接戦を繰り広げていた。そのときのオバマの勢いは凄まじいものがあり、ポートランド市は大混雑だった…

過労死なんてゴメンだ『ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか』を読む。

電通社員の自殺によって、改めて日本人の働き方が話題にあがっている。私もかつて大手企業で働いた経験があり、朝から晩までがむしゃらに働いていた身なので他人事とは思えなかった。日本の労働問題といえば、ブラック企業とか過労死という言葉に象徴される…

あるフランス人学者の予言『問題は英国ではない、EUなのだ』を読む。

本屋を覗いたらエマニュエル・トッドの本がやたらと目についた。トッドと言えば、大学のゼミでは彼の著書『移民の運命』と『デモクラシー以後』にお世話になった。正直、おバカな大学生活を送っていたので、内容までしっかり覚えていない。ただ、行き過ぎた…

権力に踊らされる男『政府はもう嘘をつけない』を読む。

私だってもう30過ぎのいい大人だ。新聞やテレビが伝えているものが、偏ってたり、情報が制限されてたりすることくらいわかっているつもりだ。メディアというのは私たちにかわって情報を選択して要約してわかりやすく伝えるのが役割だから。ただ、どの情報…

境界意識の低さ 『入門 国境学』を読む。

ロシア経済分野協力担当相なるものが新設された。特定の国だけのための担当大臣というのは珍しい。それだけ安倍政権はロシアとの関係を重視するという事だろう。やっぱり北方領土問題の解決のための戦略があるのだろうか。言論の自由を盾に敢えて書かせても…

『保守主義とは何か』を読む。

世界各国で外国人排斥の動きが高まっている。アメリカの大統領候補ドナルド・トランプはアメリカ第一主義を掲げ、「偉大なアメリカを取り戻す」と息巻いている。古き良きアメリカを取り戻してくれると期待する白人層からの支持は絶大だ。メキシコとの国境に…

『日本国憲法の価値』を読む。

今回の参議院選挙では、優秀なメディアの方々の予想通り改憲派が2/3を超えた。有権者のどのくらいの割合が憲法改正を支持して投票したかはわからないが、憲法改正を問う国民投票ができる環境は整ったということか。国家の骨組みである憲法を改正することは、…

『代議制民主主義』を読む。

いよいよ参議院選挙である。自慢じゃないが私は20歳から選挙には必ず行っている。しかしながら、誰に投票するかを真剣に悩んだことはない。惰性で、おそらく大多数が投票するであろう政治家に一票入れるのである。なぜか。どこかで誰がやっても同じだろうと…